IDA支援の適格国であるかどうかは、何よりもまずその国の相対的貧困度によって決まり、一人当たりGNI(国民総所得)が毎年新たに定められる上限(2025年度は1,335ドル)を超えていないことが条件となります。
IDAはまた、小島嶼国など、上記の上限を超えてはいるものの国際復興開発銀行(IBRD)からの融資を受けられるだけの信用度に足らない一部の国も支援しています。ナイジェリアやパキスタンなどの国々は、一人当たり国民所得ではIDA融資適格国に入るものの、IBRDからいくらかの融資を受けるだけの信用力があります。このような国々は「ブレンド」国と呼ばれています。
現在、IDA融資の適格国は78カ国に上ります。