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融資

IDAからの資金は、借入国の所得水準に加え、経済および実施中のIDAプロジェクトの成功度合に応じて借入国に配分されます。IDAの融資条件は非常に譲許的で、IDAのクレジットは無利子または低金利で提供されます。

 

2021年度の借入上位10カ国 百万ドル
ナイジェリア 2,875
パキスタン 2,692
エチオピア 2,505
バングラデシュ 2,310
スーダン 1,885
ケニア 1,830
コンゴ民主共和国 1,450
モザンビーク 1,368
タンザニア 1,142
ニジェール 1,058

融資条件は、借入国の債務に関するリスク、一人当たり国民総所得(GNI)の水準、国際復興開発銀行(IBRD)からの借入の際の信用力を参考にして決定します。債務負担リスクが高い借入国は資金援助の100%を贈与の形で受領し、債務負担リスクが中程度の国は50%を贈与の形で受け取ります。その他の受領国は、IDAクレジットを通常の条件またはブレンド・厳格条件で受領し、返済期間はそれぞれ38年、30年です。小国には小国向けの融資条件が適用され、返済期間は40年です。

2021年度(年度末は2021年6月30日)のIDA融資承認額は総額360億ドルにのぼり、そのうち121億ドルは贈与です。総融資承認額の70%は、アフリカ地域が対象となっています。1960年以降、IDAは114カ国に4,580億ドルを拠出しています。年間承認額は徐々に増加し、過去3年間(2019~2021年度)は年平均で約294億ドルでした。

IDAは、初等教育、基本的な保健サービス、水と衛生、環境社会配慮、ビジネス環境の改善、インフラ、組織・制度の改革など、幅広い取り組みを支援しています。これらのプロジェクトは、経済成長、雇用創出、所得拡大、生活水準改善の基礎となります。

IDAは以下の通り、幅広い分野での成長を重視しています。

  • 健全な経済政策、農村開発、民間企業、持続可能な環境への対応
  • 人材、教育、保健(特にHIV/エイズ、マラリア、結核への取組み)分野への投資
  • 借入国が基本的サービスを提供し公共資金の説明責任を確保する能力の育成
  • 内戦、武力紛争、自然災害からの復興
  • 貿易・域内統合の促進
2021年度のセクター別IDA融資 全体に占める割合(%)1
社会サービス 38
インフラ 27
行政・司法 15
工業・貿易 11
農業   8
1 単位未満の四捨五入のため合計が100%とならない場合があります

IDAは、貧困削減に向けた政策知的に策定できる知識基盤の構築を図るため、分析研究を実施しています。また、経済成長の基盤を拡大し、貧困層を経済的ショックから守るための方法について、政府に助言を行います。

IDAはまた、債務返済能力のない貧困国の債務を削減するため、ドナー国の協調を図っており、各国の返済困難度に基づいて贈与を配分し、各国の債務の持続可能性を確保するシステムを整備しています。