国際開発協会(IDA)にとって、ジェンダーの平等は重要な優先課題です。IDAは、女子の就学を促進・維持し、土地保有権などの重要な資産に対する女性のアクセスを支援すると共に、女性が起業のための融資を得られるようにするなど、ジェンダーの格差解消に取り組んでいます。(「アルファベットでみるIDA: ジェンダー」をPDF形式でダウンロード)
ジェンダーの不平等は、生涯を通じて女子と女性に影響を及ぼします。多くのIDA対象国では、女子の平均学歴は男子よりも低く、また成人女性の識字率も男性よりも低い状態にあります。女性が労働力に加わり、報酬が支払われるケースは多くありません。なぜなら女性が働く場合は、非正規部門や賃金の低い職業でパートタイムとして働く場合が多いからです。
こうした不利な状況は、女性にとってだけではなく、一家や国家にとっても大きな経済的コストとなります。ジェンダーの平等を達成すれば、女性と女子の福祉や社会に多大な恩恵がもたらされます。そしてひいては、世帯やコミュニティも恩恵を享受でき、さらにはIDA対象国が成長発展の可能性を最大限広げることに繋がります。
ジェンダーの平等を実現するには、長期間にわたるセクター横断的な取組みが不可欠ですが、IDAの支援は成果を上げるために適しています。困難な課題が多く残されているものの、このページが示す通り、IDAの活動は成果を上げており、多くの国でジェンダーによる格差の解消を進めています
この他のIDAの成果については、各国の主な成果、ならびに、気候変動、ガバナンス・組織制度の構築、脆弱性・紛争・暴力、雇用と経済的変革、の各ページをご覧ください。
http://ida-ja.worldbank.org/abcs
1 本ページでご紹介する国々は、IDAの適格国です。詳細は、下記のリンクをご覧ください。
IDAの借入国:http://ida-ja.worldbank.org/about/borrowing-countries