増資

国際復興開発銀行(IBRD)が資金の大半を世界の金融市場で調達するのに対し、IDAの資金は主に加盟国の政府から拠出されています。そこに、IBRDと国際金融公社(IFC)の収入の移転、および過去のIDAクレジットへの借入国の返済金が加わります。

資金供与国は3年ごとに会合を開いて、IDAの増資について協議するとともに、IDAの政策を見直します。直近のIDA第17次増資(IDA17)は2013年12月に最終合意され、2014年7月1日~2017年6月30日までの3年間のプロジェクトの資金調達額は、過去最高となる346億SDR(521億ドル相当)に達しました。これには資金供与国からの拠出金、クレジットへの返済金からの再調達額、世界銀行グループからの移転、譲許的融資が含まれています。資金供与国からの拠出金は173億SDR(261億ドル)にのぼりました。さらに、資金供与国は譲許的融資として29億SDR(44億ドル)、IDAの債務救済費用をカバーするための多国間債務救済イニシアティブ(MDRI)への拠出金として30億SDR(45億ドル)を拠出しました。任意期限前弁済を含めたクレジット返済金からの再調達額は95億SDR(143億ドル)に達しました。IBRDとIFCからの移転は21億SDR(32億ドル)にのぼっています。加盟国は2015年11月17日~20日にかけてセネガルのダカールで開かれたIDA第17次増資の中期報告会合に出席して、IDA第17次増資の進捗状況を見直しました。

増資交渉の開放性を高め、IDAの政策が各国のニーズや事情に即したものになるよう、IDA第13次増資以降は、IDAの各地域から招かれた借入国の代表が増資交渉に参加するようになり、第16次増資には借入国の代表9名が参加しました。また、IDA13以降、背景政策文書ならびに最終合意に先立つ増資報告書の素案が公表されるようになりました。