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なぜIDAなのか

IDAは、世界の76の最貧国(うち39カ国はアフリカ諸国)に最大規模の譲許的融資を行っています。IDAの資金は、IDA融資適格国で暮らす13億人の生活に前向きな変化をもたらしています。

2015年に持続可能な開発目標(SDGs)が合意されたことに加え、アジスアベバにおいてSDGsに必要な資金を動員する方法に関する歴史的な合意が成立したことにより、2030年までに貧困を撲滅するための新たなロードマップができました。IDAは、必要とされる数兆ドルの投資(公共、民間、国家およびグローバル)を触媒し、SDGsを国家主導の行動に転換することにより、このミッションにおいて重要な役割を果たす態勢にあります。

IDAは、譲許的融資の最大の提供機関として、ドナー国単独では達成できないような、変革をもたらす国際機関として認識されています。その理由として以下が挙げられます。

  • IDAはグローバルな課題への取り組みを主導。気候変動の影響への対応力強化から、兵士の社会復帰のための雇用創出にいたるまで、公共の利益のために困難な課題の解決に向けて力を結集するなど、より安全な世界の構築に貢献。
  • 状況を大きく改善。各国の開発に変革をもたらすような解決策を支援。例えば、1970 年代、飢餓に陥った南アジアの数百万の人々のために、農業の歴史を変えるような解決策を提供。また、債務削減や有鉛ガソリンの段階的廃止の分野でも先駆的な取り組みを実施。
  • 長期的支援提供。メディアで大きく取り上げられなくなった後も、IDA はその国に留まり、成果を持続させるために、長期的な成長と能力の強化を推進。 
  • 収益が見込めないと見なされがちな最貧国にも、継続して支援を提供。数億人の貧しい人々が、安全な飲料水、電気、トイレを利用でき、尊厳ある質の高い生活を実現できるよう支援。
  • 女児や女性が暮らしやすい世界を構築。女児の就学を促進し、女性が小規模事業立上げのために融資を受けやすくし、やがては家族やコミュニティの経済見通しに変化をもたらすような支援を行うなど、ジェンダーによる差別の解消に貢献。
  • 世銀グループと協力して、開発に統合的なアプローチを導入。変化をもたらし、民間セクターによる投資が活発に行われるような環境の構築を支援。
  • 透明性においても先進的な存在であり、あらゆる国際組織の中で最も厳格な独立評価を実施。例えば、IDA は、国際援助の透明性を審査する「援助の透明性指標」で、2010年の同指標公表開始から毎年、最も透明性が高い機関のひとつ(国際開発金融機関中で最上位)にランクしており、2018年版でもランクイン。
  • 同様に、グローバル開発センターとブルッキングス研究所は2018年、IDAを、国際社会で最も高い成果を上げている開発援助機関の一つに選出。管理コストの低さ、安定性の高い援助フロー、他のドナーに比べプロジェクトの規模が大きいことがその理由。
  • また、126の中・低所得国の政策担当者を対象とした2017年のエイド・データによる調査では、途上国のアジェンダ設定に対する影響力において、56の二国間ドナー・国際援助機関の中で、世界銀行を第2位にランク。同報告書は、世界銀行が、動員した資金について、「額面を超える価値を引き出している」と評価。